■現在のカテゴリは・・・・ ペンギン水族館Home » ペンギン水族館ブログ > 飼育日記
2020年10月
« 9月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

カテゴリー別

最新記事

バックナンバー

ジェンツーペンギンの換羽

2020年9月30日
飼育日記

ジェンツーペンギンの換羽

今度はジェンツーペンギンの換羽(羽の生え換わり)が始まりました。

 

今年度の繁殖が早めに終わった個体は早々と換羽が始まっています。

換羽に入る前はたくさん餌を食べて、ブクブクと太り栄養をたくさん蓄えます。

▲換羽中のジェンツーペンギン

 

 

ここまではほかのペンギンたちも一緒ですが、実は以前の飼育日記で紹介したフンボルト・ケープペンギンと今回ご紹介するジェンツーペンギンの換羽には違いがあるんです!

それは、温かいところに住むペンギン(温帯種)と、寒いところに住むペンギン(亜南極種)で、羽が抜けるタイミングが異なるということです。

温帯種のフンボルトペンギンとケープペンギン、マゼランペンギンは新しい羽が生えそろう前に古い羽が抜けてしまいます。

そのため、うっすらとピンク色の地肌が見えることもあります。

▲新しい羽が生えてきている途中のフンボルトペンギン

 

ですが、亜南極種のジェンツーペンギンは新しい羽が生えきってから古い羽が抜けていくため、地肌が見えることはありません!

そして、羽が密に生えています。

▲換羽中のジェンツーペンギン。羽がぎゅうぎゅうに生えているため換羽中は目が小さく見えます。

 

ジェンツーペンギンは亜南極圏と呼ばれる南極周辺の島々に生息しています。とても寒い環境のため、換羽をするときも寒さ対策をばっちりしているのです。

反対にフンボルトペンギンやケープペンギンの生息地はチリや南アフリカなどの温かいところのため(当館の換羽する時期は7~8月の真夏です)、さっさと抜けてしまうのかもしれませんね。

 

このように生息地によってペンギンの換羽の仕方も少しづつ違いがあるので、ぜひじっくりと観察してみてくださいね!

 

クラゲ調査に行ってきました(8月)

2020年9月30日
飼育日記

水族館では、長崎の自然を記録するため、定期的にクラゲ調査を行っています。

今回は、8月の調査で見ることができたクラゲについて紹介します!

 

【クラゲ採集の豆知識】

クラゲはゼラチン質なので網でとると傷ついてしまします。

そのため、ひしゃくなどで海水ごと採集していきます。

今月は何が確認できたかというと…

 

▲ アンドンクラゲ

Carybdea brevipedalia

大きさ:5cmほど

長崎では「イラ」と呼ばれています。

海水浴中によく刺されるクラゲの正体で、

夏によくみることができます。

 

▲ タコクラゲ

Mastigias papua

大きさ:5~10 cmほど

付属器と呼ばれる足が8本あるのが特徴。

こちらも夏によくみることができるクラゲです。

 

タコクラゲは、2階の特設水槽で展示しています!

 

 

▲ コモチクラゲ

Eucheilota paradoxica

大きさ:5mmほど

自分と同じクローン個体をつくって増殖します。

 

 

▲ ギンカクラゲ

Porpita porpita

大きさ:5 cmほど

外洋性のクラゲですが、時々沿岸まで流れてくることがあります。

今回も調査日に偶然流れてきていたのを確認しました。

 

 

矢印のところにギンカクラゲがいます。

ギンカクラゲは水族館に搬入しましたが、

状態が悪く展示にまで至りませんでした。

また採集できた時は展示したいと思います!

 

次回の調査でまたクラゲが確認できたら紹介したいと思います!

ジェンツーペンギンのヒナがふ化しました!!

2020年8月31日
その他記事のアイコン

8月16日(日)にジェンツーペンギンのヒナがふ化しました!

2階の亜南極ペンギン室にて8月16日(日)にジェンツーペンギンのヒナが誕生し、

両親の愛情をもらいながらすくすくと大きくなっています。

 

ふ化した時の体重は97gで親の足元にすっぽりと収まる大きさでした。

今は成長して親の足元に収まらないくらいまで大きくなっています。

 

ふ化 2日目のジェンツーペンギン ヒナ

 

ふ化 11日目のジェンツーペンギン ヒナと母親

 

 

ヒナは飼育場にいますが、落下防止の仕切り板を設置しており直接みることができません。

成長の様子はこれからもブログやSNSで紹介していきます!

お楽しみに!!

 

~お問い合わせ~

長崎ペンギン水族館

℡ 095-838-3131

クラゲ調査に行ってきました(7月)

2020年8月6日
飼育日記

水族館では、長崎の自然を記録するため、定期的に調査を行っています。

今回は、7月に行った調査で見ることができたクラゲについて少し紹介します!

 

クラゲはプランクトンの仲間なので、潮の流れに合わせて移動します。

そのため、ゴミが集まっているところにいることが多いです。

 

▲とある漁港。ゴミがたくさん溜まっています

 

このような場所でクラゲを探していきます。

今回、確認できたクラゲたちを少し紹介したいと思います(^^)/

 

 

▲ カブトクラゲ

Bolinopsis mikado

大きさ:5~10 cmほど

 

 

 

 

▲ エボシクラゲ科の幼クラゲ

Pandeidae sp.

大きさ:1 mm以下

 

 

▲ オベリアクラゲ属の1種

Obelia sp.

大きさ:約 1 mm

 

▲ ヤマトサルシアクラゲ

Stauridiosarsia nipponica

大きさ:約 1 mm

 

▲ イトマキコモチクラゲ

Eucheilota multicirris

大きさ:約 1 mm

 

カブトクラゲ以外のクラゲは、数ミリでとても小さいなクラゲでした。

次回は何がいるか楽しみです!

またブログで紹介したいと思います(^^)/

群泳するカニ、「オヨギピンノ」を初展示!!

2020年7月26日
飼育日記

2階ポスト水槽で、郡泳するカニ「オヨギピンノ」を展示しています。

 

オヨギピンノ」は大きさ1~2㎝ほどのカニで、サルボウなどの貝のなかで生活をしています。

九州では、諫早湾や有明海で夏季に集団で水面を泳ぐことが知られていますが、

なぜ集団で泳ぐのかははっきりと分かっていません。

 

このカニの足には、長い毛が生えており足を動かすことで水をかいて泳ぐ続けることができます。

また、このカニが集団で泳ぐ年は豊漁の前兆であるとも言われています。

 

足を動かしながら泳ぐ姿は可愛らしく、とても目を引きます。

いつまで泳ぎ続けるのか!? 私たちにも分かりませんので、

泳ぐ姿が見たい方は、早めに見に来てください(^^)/

 

オヨギピンノ

学   名: Tritodynamia horvathi

分   布: 東京湾~有明海、韓国、中国

大 き さ: 甲幅 1~2 cm

協 力:かづさイルカウォッチング

    橘漁業協同組合 (養殖業)  里 喜仁氏

 

またオヨギピンノの緊急調査にも行ってきました!!

自然下で群泳する姿を撮影することができましたので、気になる方はご覧ください(^^)/

 

 

 

 

ジェンツーペンギンの繁殖期(抱卵編)

2020年7月18日
飼育日記

ジェンツーペンギンの繁殖期(抱卵編)

 

突然ですが、「抱卵」とはなんでしょうか?

 

読み方は「ほうらん」です。

読んで字のごとく、卵を抱きます。

▲うつ伏せになって卵を温めるジェンツーペンギン(オス)

 

つまり、卵を温めることです!

ということで、今回はジェンツーペンギンの卵を温めるお話しです。

ペンギンたちは卵を温めるときは、お腹に羽が生えていない(皮膚が出ている)場所があります。

これを「抱卵斑(ほうらんはん)」といいます。

▲フンボルトペンギンの抱卵斑

抱卵斑は普段は閉じていて見えないのですが、卵を温めるときは、この抱卵斑を開いて

卵に自分の熱が直接伝わるようにします。

そのため、巣を作るジェンツーペンギンたちは、卵を温めるときはうつ伏せになっています。

 

卵を温めるのは、オスとメスとで交代します。

交代の頻度はペアによって異なりますが、おおよそ半日~2日程度で交代します。

卵を温めていないときは泳ぎに行ってリフレッシュしたり、エサの時間になれば走って飼育員のところにやってきます。

それ以外では巣の近くにいて、近づいてくる他のペンギンを威嚇して巣を守っていたりもします。

どんなことをしているのか、ぜひ観察してみてくださいね!

▲左 抱卵中のメス、右 巣に近づく他個体を威嚇するオス

 

 

-お問合せ-

095-838-3131

 

 

 

フンボルトペンギン・ケープペンギン 換羽の季節 

2020年6月23日
飼育日記

フンボルトペンギン・ケープペンギン 換羽の季節

 

ペンギンたちはどの種類でも1年に1回、“換羽(かんう)” をします。

換羽とは全身のすべての羽が抜け、きれいな羽に生え換わることです。

羽が抜け始めてから、生えそろうまでの期間は2~3週間ほど。

あっという間に生え換わります。

 

現在は、フンボルトペンギンとケープペンギンが続々と換羽を始めています!

ペンギンたちは換羽を始めるまでにいつもよりも1.5倍ほど餌を食べ、

ムクムクと太り、栄養を蓄えます。

▲ムクムクに太ったフンボルトペンギン(幼鳥)

そこからどんどん羽が抜けていきます。

▲足の方から抜けています(ケープペンギン)

どんどん抜けるとこんな感じ↓

▲背中の上の方にまだ古い羽が残ってます(ケープペンギン)

換羽中はあまり早く泳ぐことができないため、自然界では換羽中は陸上で過ごし、

蓄えたエネルギーを使って換羽をします。

それは飼育下でも同じです。そのため、あまり餌を食べなくなるんです!

そして、ムダなエネルギーを使わないように、ほとんど動かずじっとしています。

 

▲絶賛換羽中でじっとしている(ケープペンギン)

飼育場には抜けた羽がたくさん散らかり、飼育員は頑張ってお掃除する日々が始まりました。

羽が抜け始めたペンギンたちはいろんな抜け方をしていますので、

ぜひいろんなペンギンの姿を観察してみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェンツーペンギンの繁殖期(巣作り編)

2020年6月4日
飼育日記

ジェンツーペンギンの繁殖期(巣作り編)

 

現在、2階の亜南極ペンギン室で生活しているジェンツーペンギンは繁殖期に入っています!

ジェンツーペンギンは飼育場にある自分たちで決めた場所に巣を作ります。

(このときにポジショニングの争いもあります。)

巣に使うのは石!丸く平べったい石を飼育場に置いておくと、自分たちでせっせと集めます。

(主にオスが頑張っています!ときどきメスも手伝います。)

集めてる様子や巣の取り合いの様子などはFacebookやTwitterなどでも紹介していますので、ご覧ください!

 

さて、集めた石をどうするのかというと、すり鉢状に積み上げて、卵が転がらないように真ん中にくぼみを作ります。

(これがとても上手なペンギンと苦手なペンギンがいます 笑。)

石を敷き詰めた巣(上手なペンギン)

その他にも、飼育員が設置した円盤状の巣の中に石を集めていることもあります。

円盤の巣を使ったペンギンたち(ちょっとあふれていますね…。)

人気の場所にはジェンツーペンギンが集まっているところもあります。

にぎやかになってきた亜南極ペンギン室の様子をぜひ観察してみてくださいね☆彡

 

 

干支の生きもの~「子(ねずみ)年」にちなんだ生き物を紹介!

2019年12月31日
その他記事のアイコン

2020年は 「子」年 ということで 子(ねずみ) にちなんだ生きものを展示します♪

<展示期間> 2020年1月1日(水)~1月31日(金)

<展示生物> ネズミゴチ、マナマコ、ネズミフグ

<展示場所> 長崎ペンギン水族館 1階 長崎の海水槽/2階 ポスト水槽

※展示期間、展示生物が変更となる場合があります。

 

 

 

 

■ ネズミゴチ〔展示場所〕2階ポスト水槽

とがった口先が「ねずみ」に似ていることから「ネズミゴチ」という名前がつけられました。

長崎では「メゴチ」と呼ばれます。メスと未成熟のオスの背びれには大きな斑紋があります。

砂に潜ったり、愛らしくヒレを立てて動き回る様子を観察してみてください。

協力:大村湾東部漁業協同組合

 

■ マナマコ〔展示場所〕2階ポスト水槽

漢字で「なまこ」を「海鼠(うみねずみ)」 と書きます。

海底を這いまわる様子が、夜に動き出すねずみの姿に似ていることに由来しているといわれています。

海底の泥や砂の中の有機物を食べる海の掃除屋で働き者です。

 

■ネズミフグ〔展示場所〕1階 長崎の海水槽

ネズミのような顔だちからこの名前がつけられました。

2020年の干支「子」と”福”を呼び込む「フグ」で縁起の良い魚。

展示中のネズミフグは潜水掃除をしているとダイバーに寄ってくる愛嬌あふれるフグです。

水槽越しのお客様にも新年のご挨拶に寄ってくるかも?!

 

 

干支の子(ねずみ)に縁のある生きものたちです。

2020年も皆さまにとって良い1年となりますように。

干支の生きものたちとスタッフ一同皆さまのご来館をお待ちしておりマウス🐭🐭🐭

 

 

年末年始は休まず開館!イベントも盛りだくさん!!

詳しくは 年末年始のイベントについてはこちらをチェック してくださいね☆彡

 

―お問い合わせ―
長崎ペンギン水族館
TEL :095-838-3131

ニホンベニクラゲを展示中

2019年9月10日
飼育日記

ニホンベニクラゲの展示をはじめました!

メコンオオナマズ水槽の前に特設水槽を設置して展示中です♫

ニホンベニクラゲは、『若返り』をすることで有名な少し変わったクラゲです。

今まで日本で見られるベニクラゲたちは、北日本型・南日本型と呼ばれていましたが、

近年、南日本型のベニクラゲに「ニホンベニクラゲ」という和名がつけられました。

大きさは、5mmほどの小さいクラゲで傘の中央がオレンジ色です。

とても小さくピョコピョコと水中を泳ぎ回る、可愛らしいクラゲです。

 

 

一般的にクラゲは死後、そのまま消え失せてしまいます。しかし、ニホンベニクラゲは、ストレスなどを

感じて死んでいくとクラゲ(展示中の姿)から肉団子の様な状態を経てポリプの姿に戻り、その後、

クラゲへと姿を変えていきます。

 

身近な生きもので説明すると、チョウがイモムシに戻って、再びチョウへと変わっていく感じをイメージしていただければと思います^^

 

そのような不思議な特徴を持つことから『若返り』をするクラゲ、『不老不死』のクラゲ (これは言いすぎですかね^^;) などと言われています。

この特徴はのメカニズムが分かれば、私たちヒトの病気や延命やアンチエイジングなどに応用できる時が来るかもしれませんね♫

 

ニホンベニクラゲを見ているだけでは若返りませんが、

リラックスしていると触手をピンと伸ばしている姿は、とてもキレイで癒やされます♫

展示期間は短くなっていまう可能性が高いので、早めに見に来てくださいね☆彡

 

 

■お問い合わせ

長崎ペンギン水族館

095-838-3131