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カミクラゲはきゅうり臭い‥?

2021年2月20日
飼育日記

春の風物詩!?カミクラゲを2F ポスト水槽で展示中です。

本州北部から九州にかけて生息するクラゲで、長崎では場所によって1月から5月くらいまで見ることができます。カミクラゲが出てくると春が来たなと感じます。

傘から伸びるたくさんの触手が髪の毛のように見えるため、カミクラゲという和名がつけられたと言われています。

 

実はこのカミクラゲ、少し前に「きゅうり」のような匂いがするという論文がでました。実際にカミクラゲや飼育水を嗅ぐと「きゅうり」のような匂いがします。この「きゅうり」の様な匂いの成分については「昆虫に対する忌避活性や病原性微生物に対する抗菌活性などが報告されおり、カミクラゲにおいて生体防御に関わる物質として機能している可能性がある」と書かれています。

カミクラゲは「きゅうり」の匂いがしますが、他のクラゲでは「金属」の様な匂いがするクラゲもいます(スタッフ体験談)。また、ウミウシの仲間のヤマトメリベは「スイカ」、キュウリウオ科のアユは「きゅうり」など、匂いがする生きものは他にもいます。

クラゲたちは、なぜ匂うのか‥? 研究が進んでさらに詳しいことが分かれば面白いですね!

 

 

 

 

 

 

▲金属の様な匂いがする (気がする) クロメクラゲの仲間

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