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絶滅危惧種の水生昆虫 エサキアメンボの発見について

2012年6月14日
飼育日記

絶滅危惧種の水生昆虫 エサキアメンボの発見について

報道等で既にご存知の方もいらっしゃることと思いますが、2012年6月5日(火)に、

長崎ペンギン水族館の自然体験ゾーンビオトープにおける「エサキアメンボ」の発見について発表を行いました。

このアメンボを発見したのは、当館のボランティアに登録している 長崎総合科学大学4年生の大串俊太郎さんで、

昨年(2011年)の12月下旬に、 自然体験ゾーンの池にて植物の刈り取り作業を行っていた際に見つかりました。

 

エサキアメンボは絶滅危惧種に指定されている希少な水生昆虫で、

環境省、長崎県どちらのレッドデータブックにも記載されています。

環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧(NT)、

長崎県のレッドデータブックでは絶滅危惧ⅠA類(CR)に指定されています。

特に、長崎県内においてはこれまで対馬市の「田ノ浜」一箇所でしか生息が確認されておらず、

それ以外の地域で発見されたのは、記録にある限りでは当館が初めてです。

 

エサキアメンボは、体長1cmほどの非常に小さなアメンボです。

ガマやヨシなどの抽水植物が茂ったやや暗い水面を好み、開けた水面にはほとんど出てこない

という特異な生態のため、これまで発見されなかったものと思われます。

 

当館では、今後もエサキアメンボの生息環境の保全を進めていくとともに、

より多くの皆様にこのエサキアメンボについて知っていただくため、 自然体験ゾーンにて生体の展示を近く開始する予定です。

展示開始の折には改めてお知らせいたしますので、当館へお越しの際はぜひご覧ください。

 

■エサキアメンボ(カメムシ目アメンボ科)

学名:Limnoporus esakii

分布:本州~九州

体長:オス…8~8.5mm / メス…9~10.5mm

◎スマートな体形

◎体の側面は美しい銀白色をしている

◎腹部第7節側方(お尻の先)が棘状に後方へ突出する

◎触覚第4節(触覚の一番先)が最も長い

…などの特徴から、他のアメンボと区別できる。

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