キレイなタコにはご用心?!
2012年5月19日
キレイなタコにはご用心!!
本日開催しました第106回飼育係こぼれ話は、「磯あそびのススメ」と題して、磯遊びの楽しみ方や磯の生きものについてお話しました。
磯は、海のいろんな生きものとの出会いがとても楽しい場所ですが、危険が潜んでいることも・・・?!
そこで今日は、海の危険な生きものについてもお話させていただきました。
磯などの浅い海に猛毒のテトロドトキシン(フグ毒と同じ神経毒)をもった「ヒョウモンダコ」という全長5~12㎝ほどの小さなタコがいます。
普段は、地味な色をしていますが、危険を感じて興奮すると、鮮やかなブルーの斑紋が美しい体色に変化します。
■安静時:褐色で鮮やかな模様は目立ちません
■興奮時:美しい蛍光ブルーの模様に変化します
日本では、房総半島以南に分布していますが、近年では、これまであまり記録がなかった九州北部でも目撃例が多くなっているようです。
噛まれると危険なタコですが、自分の身を守るために噛みつくことはあっても不用意に手を出さなければ被害にあうことはありません。
近日中には展示予定ですので、磯遊びに行く前に水族館でヒョウモンダコをチェックしてみてはいかがでしょうか?
※生物の状態により展示変更となる場合があります。
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